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齋藤 貴信

生活のなかでできるリハビリで
「話す」「安全に飲み込む」機能を改善

生活のなかでできるリハビリで
「話す」「安全に飲み込む」
機能を改善

二俣川 機能訓練指導員

齋藤 貴信

2023年入職

食べたり、歌ったりしながら
喉を動かすだけでも
十分な機能訓練になる

機能訓練指導員は、理学療法士、作業療法士など様々な資格の方がいますが、私は言葉や喉に関する障害について支援を行う言語聴覚士です。具体的には、嚥下障害がある方へのリハビリや誤嚥性肺炎の予防、また何らかの理由でしゃべりにくくなったり、言葉が出づらくなった方へのリハビリを行っています。喉の機能訓練ではみなさんに、食べたり、歌ったりしながら喉を動かしましょうとお声がけしています。歯磨きの際に舌をベーっと出すだけでも効果があります。無理なく続けられるリハビリを生活のなかに取り入れていただくことを大切にしています。

障害の発現メカニズムを見極め
その人に合った
アプローチ法を探る

一口に失語症といっても言葉の出にくい方は、言いたいことが頭に浮かんでいるのに言えないのか、それともそもそも言いたいことが浮かんでいないのか状況はさまざま。どんな刺激に対して反応するのかによってもアプローチが変わります。例えば、ひらがなに対して強く反応する方、ひらがなは認識しないけれど漢字なら理解できる方、文字は苦手だけれど絵を使えば発語できる方など。発声・発語のリハビリを行う時に大切なのは原因と状態の見極めです。そこは経験と、その方を知り、役に立ちたいという優しさが必要なのではないかと思っています。

気分よく楽しく続けられるように

改善に時間がかかると「もういい」と諦めてしまう人が少なくありません。そういう方を無理矢理引っ張り出しても気持ちは萎えるだけだと私は思います。そんな場合には、「やりたいお気持ちになったら、また一緒にがんばりましょうね」とお声がけするようにしています。その方と波長を合わせて、気分よくリハビリをやっていただくのも私の腕の見せどころ。私がカリカリしているとご入居者さまにも伝わってしまいますから、まずは私自身が心からの笑顔になって、ご入居者さまがリハビリにチャレンジするのが楽しくなるような、そんな関係をつくることを心がけています。